同じ名前でも中身が違う、料理の呼び名

品書きでまず戸惑いやすいのが、同じ名前なのに地域で中身が変わる料理です。よく知られた例では、麺類の「きつね」「たぬき」が地域によって指すものが違うことや、関西の一部で「冷麺」が冷やし中華に近いものを指すことなどがあります。
肉の呼び方にも違いがあり、西日本の一部では鶏肉を「かしわ」と呼ぶことがあります。「肉うどん」「肉じゃが」の肉が牛か豚かも、地域によって傾向が分かれると言われます。
こうした違いは、同じ地域の中でも店や家庭によって揺れがあり、決まった正解はありません。知らない呼び名や、知っている名前でも想像と違いそうな品は、「これはどんなものですか」と一言確かめるのがいちばん確実です。聞くことは失礼ではなく、むしろ土地の味に近づく入口になります。

